国難に際しての私達の心の持ち方

国難に際しての私達の心の持ち方

今回の未曾有の東日本大震災で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。多くの方が今も、辛い思いや、不便な思いをされていると想像します。日本中の人が、皆さんを見守り、無事を祈り、何か自分にできることはないかと考えています。ですから、諦めることなく長期戦ですが頑張って下さい。今回発生いたしました東北大震災において会員様の中には被災地の方もいらっしゃるかと思います。深くお見舞いお悔やみを申し上げます。

それにしても、こんな未曾有の災害に当たって、本当に規則正しく不満も押し殺してがんばっている被災者の皆さんの態度に、満腔の敬意と賞賛しても足らない 思いで一杯です。 東日本、東北の方達の犠牲の上に私達はもっと真剣に日本の為、世界の為に決意を新たに頑張らねばならないと思います。もっと世界に必要とされる人になる決意を固めなければいけないと思います。 私達はこの日本を必ずもっともっと良い国にしていくと固く決意しなければいけない思うのです。

未曾有の大震災を受けたにもかかわらず、日本人は冷静に節度ある態度を持って対応したことに世界の人々は驚嘆し、絶賛しています。過去にもそうであったように日本人は「和」と助け合いを以て、この民族的危機を乗り切り、必ず不死鳥のごとく以前にも増して元気によみがえると思います。困難に逢ってこそ培わてきた民族的英知は今回も発揮されることでしょう。試練の後には必ず恵みと祝福が待っています。

世界も日本も一人の人体のようなものです。手足を大怪我で傷めた場合は体全体が痛みます。日本という体の一部が大きな怪我をしたような東日本の大震災は日本人全体の心の痛みとして感じるのが本来の人間の姿です。 日本に「目覚めよ!1つになれ!」と一喝する起死回生の神の警告なのかも知れないのです。日本が本当に良い国になる復活はこれからが本番のように思います。

被災地にボランティアに行ける方はぜひ支援してあげて下さい。 個人の決断や行動は地球規模の課題の前では取るに足らないもののように見えるかもしれません。しかし、私達が自らの意思で決意し、団結し、時間と労力を捧げることを選んだ時、そこに新しい世界観が生まれると思います。 阪神大震災より始まり、今度の東日本大震災は国際的なボランティア時代の本格的始まりの年として歴史に記憶されることでしょう。 日本は技術大国、技術立国です総力結集でどんな困難でも克服可能です。 それこそが、「立ち上がれ日本」ではないでしょうか。 世界は苦難を通じて良くなっていきます。個人の人生でもそうですが、大きく飛躍するのは困難に直面したときだと思うのです。 これから長くかかるかも知れませんが、東日本の本当の復興を心から祈っていきましょう。