オカズの食べ過ぎで病気になる

主食中心のわずかなオカズ

毎日食べ過ぎているオカズで色々な病気になり、寿命を縮めています。どれくらいオカズを食べ過ぎているのでしょうか。その適量と現在、自分の食べている量との差に驚かれることでしょう。 禅寺で宿泊したことがありますが、その食事は御飯一膳とほとんど具のない汁とタクアン2切れほどの簡素なものでした。禅寺の修業僧は毎日このような簡素な食事を年中食べ続けているのです。それで肌もツルツルで元気で長生きしています。 本来、人間は主食中心のわずかのオカズで生きるようになっています。    

粗食を続けても問題ない

ロシア、コーカサス地方の長寿村の人達は365日、毎日、小麦粉と塩を混ぜた固焼きのナンとお茶だけのような粗食を食べ続けているといいます。年一回ほどお祭りの時に肉を食べるくらいという。これで100才、120才まで長生きして畑仕事をしているのです。

この時の塩はもちろんニガリの害のない岩塩です。 岩塩はミネラル不足の病気になる塩ですが、腎臓や内臓を硬化させないので長生きはできるのです。もし自然塩だったら絶対にこのように長生きできません。    

昔から一汁一菜の精進料理が健康に良いと言われてきました。実際に御飯と味噌汁と漬物の粗食を一年中、何十年続けても健康上何ら問題なく、むしろどんどん健康になっていきます。    

少量のオカズで栄養が十分なのか、心配されると思いますが、何の問題もありません。体調は軽くなり、その変化に驚かれることは間違いありません。    

西洋人中心の現代栄養学

現代栄養学が日本に入ってきたのは戦後、西洋からです。西洋人が食べている塩は岩塩です。岩塩の中には、精製塩の1000分の1以下のミネラルしかなく、ほとんどミネラルはないくらいの塩です。塩から摂取できない微量ミネラルを補うために多くのビタミン、ミネラルのサプリメントを摂るようになっています。岩塩に不足している微量ミネラル群を多くのオカズや野菜、牛乳肉類、卵などより摂取しようとして成り立った栄養学です。 一つ一つの食品の栄養素を分析して、この食品にはこれだけの栄養素があるから毎日食べる必要があると表示しているのです。そして毎日30種類もの食品をバランスよく摂取しなさい。そうすれば健康になれるというものです。    

それを戦後、日本民族は西洋の体の大きい民族を見て右倣えしただけのものです。 何ら長期の実験、検証もせずに受け入れました。確かに、肉や卵、牛乳を多く摂ると身体だけは大きくなっていきました。しかし、決して健康になるのではなくガンや心臓病、多くの慢性病、成人病が蔓延していきました。    

たまには食を楽しむのもいい

そんな貧しい食事をしてまで長生きしたくない、食を楽しんで食べたい!と言われる方が多いと思います。食の楽しみが人生の大きな部分を占めているような人生観では人生は駄目だと思います。食事をする時間がもったいない、食は人生の目的を果たす為のエネルギーを補給する程度のものだという考えが必要です。もちろん、一家団欒という目的もあります。    

しかし、オカズをたくさん食べる必要はありません。たまには思い切り食を楽しみ腹一杯食べるのもいいでしょう。 100才くらいまでかけた地球的目的を果たすために健康で休まず、生涯現役で働く決心がないと自分の食欲をコントロールできないでしょう。夢や目的が小さ過ぎるから自己コントロールができないのです。腹が減ったらオカズは少なくして、塩辛い漬物などで御飯を腹一杯食べて下さい。    

身体は軽く、頭の回転は速くなり、仕事の能率は抜群に上がり肌も非常にキレイになっていきます。毒素を溜め込む食事におさらばしてみて下さい。快適ですよ!